マスターは珈琲一家の三代目
柿田川珈琲のマスターYUJIにとって、「コーヒー」は生まれた時からとても身近な存在でした。なぜならマスターの祖父はコーヒー豆の卸売りを経て自家焙煎珈琲店のオーナーとして活躍し、父は大手コーヒー会社に勤めていました。幼少の時から大人になるまでコーヒーのいい香りに囲まれて育ち、いつもコーヒーに触れ合っているうちに自然とコーヒーに惹かれていきました。
マスターが本気でコーヒーショップを立ち上げたいと決意した背景には、20代の半分以上を過ごしたアメリカでの経験があります。ニューヨーク、カリフォルニア、シアトルなどで様々なコーヒー・カフェ・文化に触れてきました。海外での暮らしを通して世界中のコーヒーを吸収し刺激を受けました。改めて日本のコーヒーの魅力や素晴らしさにも気がつきました。そして祖父や父が作ってきたこだわりのコーヒーを、自身の経験を活かしてどのように進化させることが出来るか?そんな理想のコーヒーを造っていきたい! それを実現するために柿田川珈琲はスタートしました。
ネットショップだけで販売する理由
現在、柿田川珈琲ではネットショップでのみコーヒーの販売を行なっています。実店舗はございません。これはマスターの「出来る限り多くの時間を理想のコーヒー作りに費やしたい」というポリシーから来ています。コーヒーショップ・カフェのように実店舗を構えると、コーヒー造り以上に多くの時間を店舗運営に費やす必要があります。まだ、出来たばかりの柿田川珈琲では持っているリソースの多くをコーヒー造りにつぎ込み「こだわりのコーヒーの味を追求すること」を優先しています。将来的に店舗運営に十分なリソースが整ったら、皆さんに美味しいコーヒーを提供できる実店舗を構えることが我々の目標のです。
妥協を許さない味づくり 焙煎機の使い分け
柿田川珈琲ではブレンドコーヒーとシングルオリジンコーヒーの焙煎機を使い分けています。柿田川珈琲の理想とするオリジナルブレンドは、特別に分厚い鉄釡のオールドプロバットでのみ作ることが出来ます。低温で時間をかけてじっくり焙煎する事で香り高くふっくらと焼き上がります。さらに直火式のために豆に香ばしさも加わります。オールドプロバットにより柿田川珈琲の目指しているブレンドコーヒーが完成します。シングルオリジンコーヒーではコーヒー豆の持つ本来の魅力を最大限に引き出します。その特性から時間や焙煎加減を微調整する能力の高い焙煎機を使用します。細かな調整が出来る焙煎機が最大限シングルオリジンコーヒーの特徴を引き出す事に適しているとしていると考えています。これらの理由から焙煎機をブレンドコーヒーとシングルオリジンコーヒーで使い分けています。このこだわりが柿田川珈琲の美味しさの秘密です。